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学校長の部屋

冬山に思う

今日は、二十四節気のひとつ「大寒」です。寒さがさらに厳しくなり、一年中で一番寒い時期だと言われています。1月5日は「小寒」でこちらも二十四節気のひとつですがこの時期を「寒の入り」と言い、30日後の立春(2月4日)を「寒の明け」として、このあいだを「寒の内」と言い一年間で最も寒い時期としています。その「寒の内」のちょうど中日にあたるのが「大寒」というわけですから、もちろん寒さは厳しいということになります。ところが、今年は年末から1月上旬にかけて寒波が襲来したためか、今日の大寒は比較的寒さも和らぎ穏やかな一日となっているように感じます。しかし、昨年は2月に入り大雪に二度見舞われましたから、実際には寒の内を過ぎても用心するに越したことはないと言えるでしょう。

R0011718.JPG話は変わりますが、大雪と言えば、ここのところ雪山での事故が立て続けに起こっています。お正月気分で過ごしていた1月4日、新潟湯沢町のスキー場でスノーボーダーの男女3名が救助されたというニュースを見ました。そのとき、会見で男性が泣きながら語った一言「雪山がこんなに怖いものとは知りませんでした。」、たしかこのような言葉だったと思います。このニュースで、バックカントリースキー・スノーボードを楽しむ人がいると知りました。私も大学時代からもう30年以上スキーを楽しんでいますが、バックカントリー(スキー滑走区域外)を滑ろうと思ったことはありませんでした(滑る自信がなかっIMG_9914.JPGただけかもしれません)。確かに、誰も滑っていない手付かずの自然の中に入っていくのは気持ちのよいことかもしれませんが、これだけ立て続けに遭難事故が起こるということはどうなのでしょうか。テレビではしっかりとした装備を身に付けリスクを承知の上で実施すべきだというコメンテーターもおりました。自己責任で済めば良いのでしょうが、事故が起きれば救助活動に携わる人たちが出てきます。1月4日の救助の際の映像で、救助隊がヘリコプターから雪上に降り厳しい口調で叱責していたのが印象的でしたが、そのとき当たり前だと私は思いまP3168191.JPGした。しかし、このニュースはここ2日間の死亡事故を含め多くの人の教訓となりきれていないことが残念です。そのときは楽しいかもしれませんが、帰りを待つ人もいたことでしょう。海外から観光で来た二人も亡くなりました。このような報道を聞くたびに胸が痛みます。

少なくとも本校のスキー教室(3月実施:1~4年生)ではスキーの技術だけでなく、自然の素晴らしさと脅威、そして楽しみ方を伝えていきたいと思います。