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学校長の部屋

第2回 JEQ子育てセミナー開催

昨日に続き残暑という言葉が似合う土曜日となりました。

2学期の期末考査も前期課程生は本日で終わり、後期課程生は月曜日一日を残すだけとなりました。結果は後日答案返却日に分かりますので、楽しみにしていたいものです。

DSC04374.JPGさて、本日は生徒の期末考査と並行して「平成27年度第2回JEQ子育てセミナー」を開催いたしました。講師はもちろん、松下信武先生です。松下先生は心理学を専攻し、現在はエグゼクティブコーチ・スポーツ選手を対象としたメンタルトレーニングコーチ、EQアドバイザー、キャリアカウンセリングなどをされています。また、自修館創立時よりEQによる能力開発にご尽力いただいています。

今回は、「EQで捉える『思考力・判断力・表現力』」をテーマに保護者の皆様と一緒に私も勉強させていただきました。テーマがテーマなので、今回は教頭・進路情報室長・入試広報DSC04376.JPG室長も参加していました。そもそも、この『思考力・判断力・表現力』の育成は、今話題となっている高大連携による主体的に動け、周囲を認め協調・協力できる人材育成に関わるキーワードです。今回は、そのキーワードを伸ばすためにEQや心理学的視点から紐解いていこうというものです。子育てセミナーですから、保護者の視点から捉え、親としてどのように考え行動することが望ましいかを考えました。

まず、当然のことですが子どもの思考などには親の影響があります。松下先生は、子どもと話すときは3つ以上の視点を持つべきと言われ、断定をさけることが重要であると仰られます。断定されて育った(親・大人の意見のままに)子どもは自分で考えようとせず、思考力は停滞する。子どもにはトコトン質問させ、それに付き合い分からないところを残さない習慣をつけさせると良いとのことです。そのためにも、否定ではなく、子どもの意見に質問して考えさせることも必要だと仰いました。

DSC04377.JPGまた、何かを行おうとするとき、どうしてもリスクを気にして回避したり、失敗をネガティブに捉えたりすると判断力が鈍ります。リスクは当然あるものと捉え、不安を受け止め、情報を集め見通しを立て(予測する)挑戦すれば、判断に自信がついてくるそうです。

そして、「ある特定の活動が良い結果をもたらす可能性の期待が高くなるほど、その活動が起きやすくなる」という心理学の期待理論を紹介していただき、期待されるほど表現力は高まると言うことを教えていただきました。逆に考えると、期待を受けないと自己の存在意義にも自信を持てず、言動を起こすことをしなくなると言えます。これは「人は期待された通りの成果を出す傾向がある」という、ピグマリオン効果に通ずるものがあります。こうして親や大人が対応していくことで自分の意見をしっかりと持ち、主張できる人へと成長するとのことでした。

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DSC04379.JPG保護者の皆様も、現実の自分と親の関係、自分と子どもの関係を頭の中に浮かべながら、今後どのように接していくかを考えていたようでした。私たち教員も全てを教え込むのではなく、ヒントを与え自分で考えさせる習慣をもっとつけさせるようにしていく必要があると再認識いたしました。そして、迷っていたり悩んでいたりする生徒に対し、期待を伝え続け、励まし寄り添っていけるよう務めたいと思います。

本日のセミナーは、子どもたちの「思考力・判断力・表現力」を育成するための接し方として、とても参考になったことでしょう。今回参加された方は、とても有意義な時間をお過ごしいただけたと思います。

次回は、12月12日(土)「多様性の社会を受け入れる育て方~社会に出て負けないメンタルを作るには~」です。ぜひ、楽しみにしていただければと思います。