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学校長の部屋

EQ診断の結果

本日は、1年生のSS(セルフサイエンス)の授業を行いました。1年生たちは、昨日のスポーツ大会の疲れを見せることなく、とても元気でした。

授業は、EQ診断の結果について解説していく3時間計画の2時間目でした。1年生には、そもそもEQ診断とは一体何かということから話し始めます。EQ診断は毎年(6年間)行われますから、1年生のうちに結果の見方など基礎・基本をしっかりと押さえておかねばなりません。EQ診断は行動特性を測るもので、性格などが分かるものではないのですが、どうしても勘違いをする生徒が毎年おります。

また、行動特性を見る素養として24の項目があり、数値で表されます。この数値は、13~18歳の子どもたちのデータを基に偏差値として出されるのですが、中学入試を行った生徒・保護者にとって偏差値は高い方が賢い・頭が良いと考えがちです。しかし、このEQ診断における偏差値とは、行動量を表すものですから、勉強ができるとか、IQが高いということではないのです。ですから、EQ診断の結果を説明する際は、この大前提がないと生徒たちは数値が低いことを恥ずかしいと思ってしまうのです。それではこの診断の意味がなくなってしまいます。自分がそれぞれの行動項目を積極的に行なっているか、消極的なのか、それにはどんな理由があるのかなどを自分自身で振り返ることが大切です。単に数値が高い低いではなく、その数値の持つ意味を自分自身で考えることに意味があるのです。

この行動量とは、あくまでも行動していることを示すもので、考えているけれど行動に移すことができていないという場合は、数値としては低くなることがあります。

私は、生徒たちに話す時の例として、「友達が重たい荷物を抱えていたらどう思う。たいへんだなとか、可哀相だなと思うでしょう。でも、そこで『手伝ってあげるよ。半分持ってあげる。』と行動に移せる人はどれくらいいますか。思っていても相手には伝わらないことが、行動することで相手に『この人いい人だな。優しいな。』などと感情の変化として伝わっていきます。行動することは、周りの人の気持ちを変えたり、自分への見方を変えたりすることになるのです。逆に、行動しないことで相手に伝える必要のないことを伝えなくてすむこともあるのです。」と話します。

 

生徒たちは、自分のデータを見ながら徐々に自分自身を客観的に捉えることができるようになります。そして、その項目の行動を意識的に変えることを考え始めるようになります。そこまでくれば、あとは継続していけるかが大切です。

いつも話すことは、「人を変えようとすることは難しいが、自分を変えることはできる。自分が変わると、人の自分への対応が変わり、その人が変わったように見える。だから、まずは自分自身を変えることに力を注ごう。」ということです。

 

EQ診断は、本校の取り入れているEQ理論の一部ではありますが、生徒たちには自分自身と向き合う時間、成長する機会になっていると考えています。

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