自修館は、こころが育つ進学校。しっかりと、のびのびと「生きる力」を身につけます。

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学校長の部屋

セルフサイエンスの授業

DSC01283.JPG普段は金曜日に行う1年生のセルフサイエンス(SS)の授業を、本日の木曜日に行いました。これは、明日(金曜日)、私が出張で授業ができないため、授業変更をしてもらったものです。
今年になって初めての授業であり、1年生の教室へ行くのがとても楽しみでした。彼らに、「あと3ヵ月で先輩と呼ばれるようになるのだけど、大丈夫かな。」と問いかけると、一瞬迷った顔をした生徒が多かったのですが、「きっと大丈夫ですよ。」という返事が戻ってきました。なにをもって大丈夫なのかという確信に触れることはしませんでしたが、生徒たちは先輩になるということへの期待感のようなものを楽しんでいたように見えました。
授業では、伝えること・伝わることの難しさを感じてもらうために、私が発する言葉の情景をイメージして絵に描いてもらいました。絵は2回描いてもらったのですが、絵の上手下手は関係なく、絵の配置・物の形などをクラス全員で見合いました。生徒たちはお互いの絵を興味津々に見て回っていたのですが、4クラスとも誰かの絵を中傷するような発言や態度がなく、親バカのようですが、「さすが自修館生」と感心していました。
2回描いてもらった絵は、実は同じ情景を説明したものです。ただし、説明の仕方が大雑把なものと具体的に細かく話したものとに分けていました。生徒たちは、自分の描いた絵と似た絵を描いたクラスメートがどれだけいるか確認したあと、私が黒板に描いた絵と自分の2つの絵のどちらが似ているかを比較しました。予想通りですが、細かく説明した方を似ていると判断した生徒が多かったです。
日常生活で何気なく説明していることが、自分だけ分かっていて実は相手に伝わっていないということはよくあります。人間関係の親密度によっても違いますが、ちょっと説明の仕方を工夫するだけで伝達力が変わることをきっと意識してくれたことでしょう。

1週間に1日だけですが、こうして1年生の授業を通して生徒たちの反応に触れ、生徒の中に入れることは本当に楽しいです。