自修館は、こころが育つ進学校。しっかりと、のびのびと「生きる力」を身につけます。

HOME > 学校長の部屋 > 天声人語から

学校長の部屋

天声人語から

本日の朝日新聞「天声人語」に興味深い内容が掲載されていました。それは、電車の中で化粧をする女性がいつ頃出現したのかという内容です。20年ほど前の朝日新聞の投書で「近ごろ多い」と紹介されていたようですが、実は遡ること1935年の朝日新聞にはすでに掲載されていたというのですから驚きです。そこには、「電車や人ごみで顔をはたき、口紅を塗る女性をよく見かけるが、感心しない、人の見ない場所でしなさい。」と掲載されていたようです。

110209-0027.jpgそれでは、今も昔も同じで「最近の若い者はなっていない。」とか、「昔は良かった。」という言葉は使えないと思うかもしれません。しかし、いつの時代も同じことを繰り返しているというかもしれませんが、その割合が昔より増えているのは間違いないのではないでしょうか。ミニスカートやルーズソックスなどの流行と、周りへの配慮・心配りの足りなさは違います。最近は、この配慮・心配りのない行動の割合が増えているように感じてなりません。流行と配慮の無さを一緒にして、同じ意味で「昔は良かった。」とは言えませんが、配慮・心配りの無さを憂う意味で使う110209-0140.jpgことはできると思います。皆さんはどう思いますか。

 

流行を追いかけたい気持ちは理解できますが、配慮の無さは気づかせなければならないと考えます。オリンピック招致のときの『お・も・て・な・し』は、周りへの配慮・心配りを表した言葉です。そして、立ち居振る舞いに品格は滲み出ます。せっかく『おもてなし』が流行語になっているのですから、若い世代が自然に日常生活の中にその本質を受容し、流行ではなく日常の当たり前になっていけると良いかなと思っています。

IMG_4722教室.jpg